インフィニオンテクノロジーズは、低電圧降下型の定電流リニアLEDドライバーIC「BCR430U」を発売した。単体動作でLEDの電流レギュレーションを実施し、電圧降下を50mA時に135mVまで抑えることができる。
インフィニオンテクノロジーズは2018年1月、外付けのパワートランジスタを不要にした、低電圧降下型の定電流リニアLEDドライバーIC「BCR430U」を発売した。単体動作でLEDの電流レギュレーションを実施し、電圧降下を50mA時に135mVまで抑えることができる。
LEDドライバー電流は5~100mAで、専用ピンで高オーム抵抗を介して調整できる。95mA時のLED電流精度は±5%、電源電圧は6~42Vとなる。電圧降下は50mA時に135mVまで抑えられるため、総合効率が向上し、LEDの順方向電圧の誤差や電源電圧変動の補正に必要な電圧ヘッドルームが確保できる。
また、接合部温度が大きく上昇した場合には、過熱制御回路が動作してLED電流を抑えることができる。これにより、安全で信頼性の高い動作とLEDの長寿命化が可能になるという。
現在供給中で、SOT-23-6パッケージで提供される。同社では、LEDストリップライト、建築用LED照明、LEDディスプレイ、店舗照明、家庭用照明、非常用照明などの用途を見込んでいる。
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