テレダイン・レクロイ・ジャパンは、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)試験を自動的に実施する物理層コンプライアンス試験ソフトウェア「QPHY-PCIE4-TX-RX」を発表した。PCIe Gen4で要求される16Gバイト/秒(GB/s)のデータレートに対応する。
テレダイン・レクロイ・ジャパンは2018年2月、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)試験を自動的に実施する物理層コンプライアンス試験ソフトウェア「QPHY-PCIE4-TX-RX」を発表した。PCI Express 4.0で要求される16Gバイト/秒(GB/s)のデータレートに対応する。
同ソフトウェアは、PCIe Gen4の送信機や受信機に対して、エレクトリカル試験とリンクイコライザー試験を自動的に実施する。同時に発表されたCBB(Compliance Base Board)コントローラー「TF-PCIE4-CTRL」でフィクスチャーとDUT(Device Under Test)を自動制御することで、迅速なコンプライアンス試験が行える。
同社のPCI Expressリンク層デコードソフトウェアオプション「PCIEbus D」を拡張し、PCIe Gen4で使われる16GB/sのデータレートに対応する。オシロスコープで補足したPCIe Gen4の信号を解析し、高精度のリンクイコライザー試験に対応。物理層とプロトコル層の問題も解析できる。
また、同社のオシロスコープとアンリツのシグナルアナライザー「MP1900A」を組み合わせることで、受信機試験とリンクイコライザー試験など、包括的なPCIe Gen4試験ソリューションが可能になった。これにより、PCI Express 5.0(PCIe Gen5)で要求される32GB/sのデータレートにも対応する。
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