低消費電力の小型昇圧レギュレーター:アナログ・デバイセズ LTM4661
アナログ・デバイセズは、小型で低消費電力の昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」の販売を開始した。起動後は最小0.7Vで動作し、光学モジュールやバッテリー駆動機器、小型DCモーターなどに適応する。
アナログ・デバイセズは2018年4月、小型で低消費電力の昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」を発売した。光学モジュールやバッテリー駆動機器、バッテリーベースのバックアップシステム、パワーアンプやレーザーダイオードのバイアス電圧、小型DCモーターなどに適応する。1000個購入時の単価は6.98米ドルからとしている。
昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」
BGAパッケージを採用し、サイズは6.25×6.25×2.42mm。スイッチングDC-DCコントローラー、MOSFET、インダクターなどを搭載し、実装面積は片面PCBで1cm2以内、両面PCBで0.5cm2以内だ。
起動時の入力電圧は1.8〜5.5V、起動後は最小0.7Vでも動作する。出力電圧は2.5〜15Vに設定可能。内部スイッチング周波数は1MHzで、500k〜1.5MHzの外部クロックに同期できる。入力や負荷の変動に対して高速過渡応答が可能で、出力リップル電圧を低減できる。
動作モードは、バーストモード、強制連続モード、外部同期モードの3種類がある。バーストモードの自己消費電流は25μA。強制連続モードや外部同期モードは、スイッチングノイズの干渉を小さくできるのが特長だ。
シャットダウン時の出力切り離しと、起動時の突入電流制限機能を内蔵。短絡、過電圧、過熱への保護を備え、動作範囲は−40〜125℃となる。
- 超小型の高効率スイッチングレギュレーター
Maxim Integrated Productsは、超小型の高集積スイッチングレギュレーター「MAXM17532」「MAXM15462」を発表した。最小サイズで90%以上のピーク効率を達成。堅牢性にも優れ、落下や衝撃の各種規格に準拠している。
- スイッチングレギュレーターの評価ボード
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- USB PD3.0に準拠した昇降圧電圧レギュレーター
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- リニアレギュレーターで電力を安定化するには
DC-DCコンバーターをより深く理解するために、DC-DC回路とトポロジーについて解説する本連載。DC-DCコンバーターを使いこなすための実用的ヒントを要所要所にちりばめました。まずは、電力安定化について、トポロジーごとに解説していきます。
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