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低消費電力の小型昇圧レギュレーターアナログ・デバイセズ LTM4661

アナログ・デバイセズは、小型で低消費電力の昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」の販売を開始した。起動後は最小0.7Vで動作し、光学モジュールやバッテリー駆動機器、小型DCモーターなどに適応する。

» 2018年04月27日 09時00分 公開
[EDN Japan]

起動後は最小0.7Vで動作可能

 アナログ・デバイセズは2018年4月、小型で低消費電力の昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」を発売した。光学モジュールやバッテリー駆動機器、バッテリーベースのバックアップシステム、パワーアンプやレーザーダイオードのバイアス電圧、小型DCモーターなどに適応する。1000個購入時の単価は6.98米ドルからとしている。

昇圧μModuleレギュレーター「LTM4661」

 BGAパッケージを採用し、サイズは6.25×6.25×2.42mm。スイッチングDC-DCコントローラー、MOSFET、インダクターなどを搭載し、実装面積は片面PCBで1cm2以内、両面PCBで0.5cm2以内だ。

 起動時の入力電圧は1.8〜5.5V、起動後は最小0.7Vでも動作する。出力電圧は2.5〜15Vに設定可能。内部スイッチング周波数は1MHzで、500k〜1.5MHzの外部クロックに同期できる。入力や負荷の変動に対して高速過渡応答が可能で、出力リップル電圧を低減できる。

 動作モードは、バーストモード、強制連続モード、外部同期モードの3種類がある。バーストモードの自己消費電流は25μA。強制連続モードや外部同期モードは、スイッチングノイズの干渉を小さくできるのが特長だ。

 シャットダウン時の出力切り離しと、起動時の突入電流制限機能を内蔵。短絡、過電圧、過熱への保護を備え、動作範囲は−40〜125℃となる。

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