日本テキサス・インスツルメンツは、連続出力電流6Aの小型DC-DC降圧型パワーモジュール「TPSM82480」を発表した。実装面積や高さに制限がある用途向けに、最大95%の変換効率を発揮する。
日本テキサス・インスツルメンツは2018年5月、連続出力電流6Aの小型DC-DC降圧型パワーモジュール「TPSM82480」を発表した。最大95%の変換効率を提供する。現在、24ピンのQFMパッケージでサンプルを供給中で、1000個購入時の単価は3.57米ドル。評価モジュールなども用意する。
複数の電力制御用MOSFETとシールド付きインダクターを内蔵し、無線通信やネットワーキング、計測など基板の実装面積や高さに制限があるアプリケーションのPOL(ポイントオブロード)電源に活用できる。
入力電圧範囲は2.4~5.5V、出力電圧範囲は0.6~5.5V。2つの入力と出力コンデンサー、2本の抵抗により、基板実装面積は80mm2、高さ1.5mmの小型のソリューションを提供する。
オプションの自動パワーセーブモードにより、全負荷範囲で高効率を保持する。また、二相制御トポロジーによって、強制空冷を追加することなく、全動作温度範囲で6Aの連続出力電流を提供する。加熱保護機能を搭載し、デバイスの過熱前にシステムが電力を低減できる。
追加機能として、調整可能なソフトスタート、プロセッサの複数のステージをサポートできる電圧選択、パワーグッドインジケーターなどを備えている。
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