日置電機は、複数のバッテリーを切り替えて測定できるマルチプレクサーを発表した。スイッチメインフレームの「SW1001」「SW1002」と、これに搭載するマルチプレクサモジュール「SW9001」「SW9002」を用意する。
日置電機は2018年6月、複数のバッテリーを切り替えて測定できるマルチプレクサーを発表した。スイッチメインフレームの「SW1001」「SW1002」と、これに搭載するマルチプレクサーモジュール「SW9001」「SW9002」を用意する。価格は、SW1001が15万円、SW1002が28万円、SW9001が6万円、SW9002が8万円となる(いずれも税別)。
直流電圧計やバッテリーインピーダンスメーターなど、バッテリー向け測定器と組み合わせることで、複数バッテリーの開放電圧や内部インピーダンス、外装電位などを測定できる。異なる測定機能を持つ測定器を2台まで接続可能で、それらを順次切り替えて複数の項目を1つのシステムとして構成できる。
スイッチメインフレームには、マルチプレクサーモジュールを組み込むスロットがSW1001は3カ所、SW1002は12カ所装備する。これにより、測定チャンネル数に合わせてモジュール数を調節できる。SW1002は、電池電圧測定で最大264チャンネル、内部インピーダンス測定で最大132チャンネルの測定に対応する。
同社のバッテリー向け測定器とは、組み合わせ確度を保証する。また、各チャンネルに短絡保護ヒューズを内蔵しており、バッテリー測定時にマルチプレクサーが内部短絡した場合などに備えることができる。
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