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Cortex-M33採用のフラッシュマイコンNXP LPC5500シリーズ

NXPセミコンダクターズは、ArmのプロセッサIP「Cortex-M33」とセキュリティ技術「TrustZone」を搭載したマイクロコントローラ「LPC5500」シリーズを発表した。低消費電力の40nm組み込みフラッシュプロセスを採用している。

» 2018年10月29日 10時00分 公開
[EDN Japan]

 NXPセミコンダクターズは2018年10月、ArmのプロセッサIP「Cortex-M33」とセキュリティ技術「TrustZone」を搭載したマイクロコントローラ「LPC5500」シリーズを発表した。1万個購入時の単価は、256Kバイトフラッシュ製品が1.99ドル、640Kバイトフラッシュ製品が2.49ドル。

 LPC5500シリーズは、低消費電力の40nm組み込みフラッシュプロセスを採用。他に、デバッグ認証、SRAM PUFベースのキーストレージ、AES-256/SHA2-256アクセラレーション、クラウドエッジ間通信のためのDICEセキュリティ標準実装などのベンチマークセキュリティ機能を統合した。

コアクロック周波数100MHz時の効率は32uA/MHz

 LPC55S6xファミリーの「LPC55S69」は、最大100MHzで動作するデュアルコアCortex-M33を採用している。コアクロック周波数100MHz時の効率は、32uA/MHz。また、最大640Kバイトのフラッシュメモリと320KバイトのオンチップSRAM、差動ペアモード付き16ビット逐次比較型(SAR)ADC、50MHzの高速SPIなどを搭載。専用コプロセッサも用意し、通常のCortex-M33上での実行に比べ、性能が10倍向上する。

 仕様の異なる7つのファミリーとの間で、ピン、ソフトウェア、ペリフェラルの互換性を備える。MCUXpresso統合開発環境(IDE)やミドルウェア、評価ボードも用意。開発にかかるコストと時間を削減し、エッジプロセッシングの普及を支援する。

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