ペーパーレス記録計・データロガーには電池で駆動するコンパクトな製品から、最大1000チャンネルを超える入力を持つ大型の製品まである。ここでは高性能で多機能な「SMARTDAC+」を例に構造を解説する。
SMARTDAC+は用途に応じたさまざまな入出力モジュールが用意されている。利用者は測定対象に合わせてモジュールを選択して、連結可能なモジュールベースに実装して利用する。
入力モジュール、出力モジュールは下記が用意されている。
SMARTDAC+のハードウェアはデータ収集モジュールと入出力モジュール間を高速通信ができる仕組みを持っている。またモジュールを高密度に実装するため、放熱特性も考慮されている。
画面を持たないタイプのSMARTDAC+への設定や記録結果の表示はすべてPCで行うため、メーカーが提供するPC上の操作性は重要になってくる。特に大量に記録したデータに同期を取るための遅延補正機能を持つことは必要となる。
PCがなくても設定や記録結果の表示できるタイプのペーパーレス記録計もある。
最近の設定/表示の機能を持つペーパーレス記録計では、タッチパネルを搭載して使いやすい操作環境を提供している。
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