EV/PHV車載充電器向け6.6kW交流負荷開閉用リレー:富士通 FTR-K5シリーズ
富士通コンポーネントは、EVやPHV向けに、6.6kW車載充電器用リレー「FTR-K5」シリーズを発表した。32A-250VACクラスの交流負荷の開閉が可能で、大容量バッテリーの満充電に対応する。
富士通コンポーネントは2019年5月、EVやPHV向けに、6.6kW車載充電器用リレー「FTR-K5」シリーズを発表した。32A-250VACクラスの交流負荷の開閉が可能で、大容量バッテリーの満充電に対応する。現在、サンプルを提供中で、量産開始は2020年3月を予定している。
車載充電器用リレー「 FTR-K5シリーズ」の製品外観
コイルと接点間の沿面距離は8.8mmで、IEC61810-1の277V強化絶縁要求に準拠する。コイルと接点間の耐電圧は5000VAC。接点の開閉をせずに通電だけを行う場合、1時間連続で40Aの通電状態を維持できる。
使用温度範囲は−40〜105℃に対応する。消費電力は900mWで、コイルからの発熱を抑制した設計を採用。車載電装用リレーに求められる厳しい耐振動性、耐衝撃性基準を満たしている。
車載充電器の形態に合わせて、リレーの保護構造を選択できる。密封構造の充電器には長寿命のフラックスフリー形、非密封構造の充電器には粉じんや排気ガスに強いプラスチックシール形を用意する。
- 電波方式を用いた移動体検知センサーモジュール
富士通コンポーネントは、24GHz帯電波のドップラー効果を活用した、移動体検知センサーモジュール「FWM7RAZ」シリーズを発表した。外部環境の影響を受けにくい電波方式を採用し、外気温と検知対象の温度差が少ない状況でも確実に検知できる。
- 920MHz帯でGPS情報を送信するロケーション端末
富士通コンポーネントは、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を送信するロケーション端末「FWM8SGZ」シリーズを発表した。用途に応じたタイミングで位置情報を送信できる。
- ピーク電流5.4mAのBluetooth 4.2対応モジュール
富士通コンポーネントは、Bluetooth 4.2に対応した無線モジュール「FWM7BLZ20」シリーズを開発したと発表した。同社のBluetooth 4.1対応モジュールと同じサイズでありながら、消費電力は約2分の1、通信距離約2倍を実現。2016年9月からサンプル品の提供を開始するという。
- 静電容量方式タッチパネル、高耐環境性に対応
富士通コンポーネントは、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを発表した。従来の抵抗膜方式より軽快な操作性で、ニーズに合わせたカスタム設計にも対応する。
- 基板投影面積「業界最小」0.4mmピッチコネクター
富士通コンポーネントは、端子ピッチ0.4mmのフローティングコネクター「FCN-290形」を開発した。フローティング量はXY方向±0.5mmを保証している。
- セントラル対応のBluetooth Smartモジュール
富士通コンポーネントは、独自ファームウェアを内蔵したセントラル(マスター)対応のBluetooth Smartモジュールを開発した。コマンドによる切り替えで、ペリフェラルとしても使用できる。
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