富士通コンポーネントは、独自ファームウェアを内蔵したセントラル(マスター)対応のBluetooth Smartモジュールを開発した。コマンドによる切り替えで、ペリフェラルとしても使用できる。
富士通コンポーネントは2015年4月、独自のファームウェアを内蔵したセントラル(マスター)対応のBluetooth Smartモジュール「MBH7BLZ01A」「MBH7BLZ02A」を開発したと発表した。RSSIを利用した位置検出アプリケーションや、利便性向上を目的とした赤外線通信機器のBluetooth Smartへの置き換えなどに対応する。
MBH7BLZ01A/MBH7BLZ02Aは、同社が独自に開発したデータ送受信プロファイルを内蔵。シンプルなコマンド(UART経由)で、同社のペリフェラルモジュールと送受信ができる。ユーザーの機器をセントラル端末として使用できる他、コマンドによる切り替えでペリフェラルとしても使用できる。
搭載チップには、Nordic Semiconductorの「nRF51822」(RAM 32KB版)を採用した。工事設計認証、FCC、IC、CE認証を取得しているが、今後、Bluetooth SIG登録も予定している。送信出力レベルは最大+4dBmで、受信感度は標準−88dBm。MBH7BLZ02Aはアンテナを内蔵した。
発売は2015年4月末の予定で、価格はオープン。
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