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待機電力を約25%削減、LLC電流共振用制御IC新電元工業 MCZ5216ST

新電元工業は、LLC電流共振用制御IC「MCZ5216ST」を発表した。Xコンデンサー放電機能を内蔵しており、待機時の消費電力を約25%削減できる。また、アクティブスタンバイ機能を搭載し、これまで必要だった補助電源が削減可能になった。

» 2019年07月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 新電元工業は2019年6月、Xコンデンサー放電機能を内蔵した、LLC電流共振用制御IC「MCZ5216ST」を発表した。待機時の消費電力を同社従来品比で約25%削減できる(無負荷時)。

LLC電流共振用制御IC「MCZ5216ST」

 独自の非対称制御方式により、軽負荷時や待機時の電源効率を改善するアクティブスタンバイ機能を搭載。補助電源が削減可能になった。また、定常動作周波数を500kHzまで高周波化できるため、電源を小型化できる。

AC、DCの入力電圧検出モードを選択可能

 ACまたはDCいずれかの入力電圧検出モードを選択できる。AC入力検出モードでは、パワーグッド信号でフォトカプラを介したIC動作状態を伝達可能。DC入力検出モードでは、バースト時の入力電圧による発振周波数補正機能を内蔵するなど、各種保護機能の搭載により、少ない部品数で電源回路を構成できる。

 既に供給を開始しており、パッケージはSOP18を採用。主な用途として、レーザープリンタやオーディオ機器、薄型テレビ、LED照明、産業機器などの電源に活用できる。

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