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光学式の血圧モニターソリューションマキシム MAXREFDES220#

Maxim Integrated Productsは、光学式血圧モニターソリューション「MAXREFDES220#」を発表した。光センサーとセンサーハブICで構成され、血圧モニターにおいてクラスII規格の要件に適合するモニター性能を提供する。

» 2019年12月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2019年11月、光学式の血圧モニターソリューション「MAXREFDES220#」を発表した。クラスII規格の要件に適合するモニター性能を提供する。

血圧モニターソリューション「MAXREFDES220#」

光センサーとセンサーハブICで構成

 光センサーの「MAX30101」または「MAX30102」、組み込みアルゴリズムを備えたセンサーハブIC「MAX32664D」で構成される。血圧モニターにおいて、クラスII規格の要件(平均誤差5mmHg以下、標準偏差8mmHg以下)に適合する光学式血圧モニタリングが可能だ。

 設計者はMAXREFDES220#を用いて、機械式カフ(腕に巻く圧迫帯)が不要で、かつ精度の高い血圧モニターを開発できる。スマートフォンやウェアラブル機器に内蔵可能で、同ソリューション搭載機器に、休息状態のユーザーが指を30〜45秒間乗せるだけで、時間や場所を選ばずに血圧を確認できる。

 MAX30101、MAX30102は、フォトディテクター、LED、アナログフロントエンド回路からなり、カバーガラスも含まれる。最適な信号対雑音比(SN比)に加え、低コストで電力効率に優れたモジュールとなっている。両センサーとも、I2Cインタフェースを備えた、5.6×3.3mmの小型14ピン光パッケージで提供される。

 MAX32664Dは、内蔵のファームウェアで、カフなしで血圧トレンドや心拍数、血中酸素レベルをモニタリングするアルゴリズムを実行する。WLPパッケージのサイズが1.6×1.6mmと極めて小さいため、小型機器への実装が容易で、機器のホストマイクロコントローラーとシームレスに接続できる。

 1000個以上購入時の単価は、MAX30101が4.23米ドル、MAX30102が4.13米ドル、MAX32664Dは2.63米ドルとなっている。

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