Nordic Semiconductorは、Bluetoothオーディオの新規格「LE Audio」用製品に対応した評価ソリューション「LE Audio Evaluation Platform」を発売した。オーディオソースなどのソースでも、オーディオ再生などのシンクでも動作する設計となっている。
Nordic Semiconductorは2020年1月、Packetcraftとの提携し、Bluetoothオーディオの新規格「LE Audio」用製品に対応した評価ソリューション「LE Audio Evaluation Platform」を発売した。LE Audioは、Bluetooth LE無線を基とした新たなワイヤレスオーディオソリューション。Bluetooth Special Interest Groupが2020年前期に発売を予定している。
LE Audio Evaluation Platformは、Nordic SemiconductorのBluetooth LE SoC(System on Chip)「nRF52832」を基としたハードウェアレファレンス設計、Cirrus Logicの「CS47L35」スマートコーデック、LE Audioに対応したPacketcraftのBluetooth LEホストスタックおよびリンクレイヤー、LE Audioソフトウェア開発キットで構成される。
オーディオソース、ボイスコール機能付きヘッドセットソース、ピアツーピアコールなどのソースでも、オーディオ再生、ヘッドセット再生、ピアツーピアコールなどのシンクでも動作する設計となっている。ヘッドセット用の3.5mmジャック、ソース用の3.5mmジャックのほか、充電やデバッグ、音響チューニング向けにUSBコネクターを備える。
LE Audioは従来のBluetoothオーディオより消費電力が低くなるため、バッテリー寿命が大幅な延長が可能。LE Audio Evaluation Platformを用いることで、ソースのデバイスからワイヤレスイヤフォンに音声をワイヤレスでストリーミングする場合、バッテリー寿命が現在市販されているBluetoothソリューションに比べて約40%長くなる。
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