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150℃対応車載向け積層セラミックコンデンサー太陽誘電 積層セラミックコンデンサー

太陽誘電は、車載向けに使用温度範囲を150℃にまで拡大した積層セラミックコンデンサーを商品化した。AEC-Q200に準拠し、自動車のエンジンやトランスミッションなどパワートレイン向けのデカップリングやノイズ対策に適している。

» 2020年07月01日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 太陽誘電は2020年6月、車載向けに使用温度範囲を150℃にまで拡大した積層セラミックコンデンサーを商品化したと発表した。既に量産を開始しており、サンプル価格は1個20〜60円となっている。

太陽誘電の積層セラミックコンデンサーイメージ(画像は1005サイズ製品)

 同社は、積層セラミックコンデンサーの各種要素技術を高度化することで、温度特性を同社従来品のX7R(使用温度範囲:−55〜+125℃)からX8L(同−55〜+150℃)に引き上げた。電気自動車やハイブリッド自動車の普及に伴い、車載用電子部品の高機能化や高密度実装化が進む中、EMC(電磁気的両立性)対策や高温対応への要求に対応する。

1005サイズから3225サイズまで幅広いラインアップ

 1005サイズ(1.0×0.5mm)から3225サイズ(3.2×2.5mm)まで、大きさや仕様が異なるラインアップを幅広く展開する。例えば1005サイズの場合、定格電圧は6.3〜100V、静電容量は0.00022μ〜0.1μFだ。

 車載用受動部品の認定用信頼性試験規格AEC-Q200に準拠し、自動車のエンジンやトランスミッションなどパワートレイン向けのデカップリングやノイズ対策に適している。

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