TDKは、電気自動車などE-モビリティ向けのネジ止め型NTCサーミスター「B58703M1103A」を発表した。優れた耐久性と長期安定性を有し、車載用バスバー、バッテリーモジュール、接続システムの温度監視に適している。
TDKは2020年6月、電気自動車などE-モビリティ向けのネジ止め型NTCサーミスター「B58703M1103A」を発表した。長期安定性と高い電気強度を備え、耐用年数の間、車両の損傷を防止する。
B58703M1103Aは、ドイツ自動車車載規格LV124の寿命試験に従い、耐候性、耐化学物質性、メカニカル試験を実施している。耐電圧は2.5kVDCで、LV123 H3クラスに準拠する。
また、電線は自動車用のLV112-4規格を満たし、ツイストさせることでEMC(電磁気的両立性)を高めた。標準の電線長は655mmまたは1000mmで、銅合金製M4ブラケットが付属する。ブラケットには、銅製バスバーとの熱結合性と接触腐食防止を考慮した素材を使用している。
使用温度範囲は−40〜+150℃で、6時間を上限に+200℃まで対応する。+25℃における定格抵抗値は10KΩ、B定数B25/100は3625K、公差は±1%だ。
優れた耐久性と長期安定性から、車載用バスバー、バッテリーモジュール、接続システムの温度監視に適している。
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