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0510サイズの車載用積層セラミックコンデンサーTDK CGAEシリーズ

TDKは、車載用の縦横反転型積層セラミックコンデンサー「CGAE」シリーズを発表した。一般的なタイプと比べて電流ルートが太く短いため、ESLやインピーダンスが低減している。車載用ECUのノイズ対策やデカップリング用途を見込む。

» 2020年02月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKは2020年1月、車載用の縦横反転型積層セラミックコンデンサー「CGAE」シリーズを発表した。サンプル価格は1個当たり10円。当初の生産予定は月産100万個で、既に量産を開始している。

車載向け縦横反転型積層セラミックコンデンサー「CGAE」シリーズ

 同シリーズは、電極方向を縦横90度反転させた構造を採用し、大きさは0510サイズ。一般的なタイプと比べて電流ルートが太く短いため、ESL(等価直列インダクタンス)やインピーダンスが低減している。それにより、デカップリングコンデンサーの部品点数が削減でき、基板の省スペース化に貢献する。

静電容量は最大1μF、車載用ECUのノイズ対策向け

 5種類をラインアップしており、うち温度特性X7Rが2種類、同X7Tが3種類となる。定格電圧は4〜50V。例えば「CGAEB1X7T0G105M」は、外形寸法が0.58×1.10×0.58mmで、定格電圧は4V、静電容量はシリーズ最大の1μFだ。

 AEC-Q200に準拠し、温度保証範囲は−55〜+125℃。ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システムの車載用電子制御ユニット(ECU)などの電源ラインにおけるノイズ対策やデカップリング用途を見込む。

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