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三相ACフィルターパワーフィルムコンデンサーTDK B32375、B32376シリーズ

TDKは、三相デルタ結線用のACフィルターパワーフィルムコンデンサーの新シリーズとして、低中電力向けの「B32375」、高電力向けの「B32376」を発表した。再生エネルギーシステムや電車システムでの利用に適している。

» 2020年09月23日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKは2020年9月、三相デルタ結線用のACフィルターパワーフィルムコンデンサーの新シリーズとして、低中電力向けの「B32375」、高電力向けの「B32376」を発表した。

デルタ結線三相ACフィルターパワーフィルムコンデンサー「B32375」「B32376」シリーズ

 B32375シリーズは、定格電圧が250〜600Vrms、静電容量が3×5μ〜3×50μFをそろえる。直径は50mmまたは63.5mm、高さは128〜275mmで、ファストン端子を備える。

 B32376シリーズは、定格電圧が250〜1000Vrmsで、静電容量範囲は3×10μ〜3×400μF。直径は116mmまたは136mm、高さは200〜275mmで、M10スクリュー端子を備える。B32376シリーズには、20gの耐震性を持つタイプもある。

安全なアルミ缶封入素子で長寿命

 どちらも安全性の高いアルミ缶封入の円筒形素子で、IEC-61071に準拠する。はんだ付けが不要のため、連続ホットスポット動作温度が85℃の場合は最大10万時間まで、70℃の場合は20万時間までの長寿命が期待できる。

 高調波ひずみと無効電力の問題を抑制するため、高性能コンバーターの入出力フィルターとして、再生エネルギーシステムや電車システムでの利用に適している。

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