ベゼルレススマートフォン向け光学センサー:ams TMD3719
amsは、周囲光感知、近接検出、フリッカ検出を1つに統合した光学センサー「TMD3719」を発表した。OLEDディスプレイの背面に搭載できるよう動作を最適化しており、ベゼルレススマートフォンに適している。
amsは2020年10月、周囲光感知、近接検出、フリッカ検出を1つに統合した光学センサー「TMD3719」を発表した。OLEDディスプレイの背面に搭載できるよう動作を最適化しており、ベゼルレススマートフォンに適している。
OLEDディスプレイ向け光学センサー「TMD3719」
TMD3719は、周囲光検出とディスプレイの動作を同期させて光の真の強度を抽出し、センサーの光測定の対象からディスプレイの放射を除去する。
また、3台の近接検出用赤外線VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)エミッターを搭載しており、光量を最適化する。同時に、画面の赤外線励起を低減するため、放射を分散させて、目に見えるディスプレイのひずみを除去する。
フリッカ検出のアルゴリズムも実装し、チップ上でフリッカ検出を可能にした。これにより、メインアプリケーションの負荷を低減し、フリッカ検出結果の遅延を抑制。周囲光のフリッカ周波数を検出するため、カメラに映り込んだ人工照明の帯状の模様など、不要なアーチファクトを除去できる。
TMD3719を利用することで、可視光と赤外線の透過率が5%未満のOLED背面(BOLED)にベゼル内のセンサーを移動させ、ベゼルを排除したスマートフォンを設計できる。本体に対する画面寸法の比率を最大化できるため、スマートフォンの前面全てを覆うディスプレイ画面が可能になる。
既にサンプル注文に対応しており、表面実装型の6.35×3.00×1.00mmパッケージで提供する。
- 厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー
amsは、厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー「AS7038RB」を発表した。リモート監視が可能で、イヤフォン、スマートウォッチ、リストバンドなどの小型製品や、パッチ、オキシメーターなどの医療機器に適している。
- マシンビジョン/MR向けグローバルシャッター搭載CIS
オン・セミコンダクターは、グローバルシャッター搭載の2.3MピクセルCMOSイメージセンサー「AR0234CS」を発表した。シャッター効率に優れ、高速シーンでのフレーム間のひずみやモーションアーチファクトを低減し、鮮明な画像を生成する。
- グローバルシャッター搭載の小型イメージセンサー
STマイクロエレクトロニクスは、グローバルシャッター搭載の小型イメージセンサー「VD55G0」「VD56G3」を発表した。同社は、「先進的なプロセス技術によって、最小クラスのピクセルで高い感度と低いクロストークを実現した」としている。
- 機械学習用コアを搭載したモーションセンサー
STマイクロエレクトロニクスは、機械学習用コアを搭載したモーションセンサー「ISM330DHCX」「LSM6DSRX」を発表した。歩数や衝突回数、回転数などの計測をマイコンの1000分の1の消費電力で処理できる。
- 狭額スマートフォン向け3in1センサーモジュール
amsは、カラー、環境光、近接センサーの3つの機能を一体化したセンサーモジュール「TMD3702VC」を発表した。パッケージサイズが極めてスリムなため、ベゼル(縁)レスのスマートフォン開発に適している。
- ジェスチャー認識を単一点検出で行う光学センサー
アナログ・デバイセズは、単一のセンサーのみで対象者の位置、近接度、ジェスチャーを測定する光学センサー「ADUX1020」を発表した。単一点検出と強い周辺光を除去する機能を搭載している。
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