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タッチパネルの修理(1)―― 冷陰極管バックライトを自作LEDバーに交換Wired, Weird(1/2 ページ)

大手メーカーのタッチパネルの修理依頼があった。故障状況は『バックライトが薄くなり、タッチパネルの操作位置にずれがある』ということだった。今回から2回にわたり、このバックライトの修理について報告する。

» 2020年11月09日 13時00分 公開

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 大手メーカーのタッチパネルの修理依頼があった。故障状況は『バックライトが薄くなり、タッチパネルの操作位置にずれがある』ということだった。バックライトの修理は経験があるので気楽に引き受けた。バックライトの修理が終わったパネルの写真を図1に示す。

図1:修理を終えたタッチパネルの様子

まずはバックライトを交換

 修理依頼されたタッチパネル「MT-250」には、2つの故障があり、まずはバックライトの修理から行った。パネルのマニュアルを探してバックライトの交換方法を確認した。図2に示す。

図2:バックライトの交換方法に関する説明書の記載 出典:キーエンス

 パネルの裏にネジが2個あり説明書に従ってカバーを外してバックライトを引き出した。バックライトの蛍光管を取り出した写真を図3に示す。

図3:取り出したバックライト

 タッチパネルの上下に2本の陰極管があり基板のコネクターを外して引き出した。陰極管は黒く焼けて切れていた。また金属のカバーがあり、カバーに1本の配線がハンダ付けされていた。カバーの内部は紫外線の影響と思われるが黒く焼け、表面のメッキが剥げていた。Webで交換用のバックライトOP-23977を探したが既に販売中止で入手できなかった。陰極管を2本買って交換するしかなさそうだ。

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