金属で作られた音叉は両端に加えられた荷重の大きさに比例して振動数が変化することを利用して、精密なはかりが作られている。
精密なはかりの機構を評価するには、音叉発振器とカウンターを組み合わせて構築する。
テルミンは世界で初めて作られた電子楽器である。テルミンには発振器、ミキサー、フィルターなど高周波回路を学習するための回路が含まれているため、電子回路の教育の場で使われることがある。
ユニバーサルカウンターを使うことによって、テルミンに組み込まれているヘテロダイン回路の仕組みを学習することができる。
テルミンは1919年にロシアのレフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが発明した世界初の電子楽器である。テルミンには2つのアンテナがあり、音程と音量をアンテナに手を近づけることによって静電容量を変化させて制御する仕組みとなっている。電子回路の構造は簡単であるが、鍵盤などを使わないため演奏には熟練が必要となる。
現在でもテルミンの演奏会は行われており、テルミンの演奏を教える音楽教室もある。また、簡単な回路であるため、電子工作の対象として紹介されることがある。
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