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小型ベクトルネットワークアナライザーローデ・シュワルツ R&S ZNH

ローデ・シュワルツ・ジャパンは、最大26.5GHzに対応可能な小型ベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNH」を発売した。ケーブルおよびアンテナ解析機能、2ポートのSパラメーター測定機能を標準で搭載している。

» 2021年01月28日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは2021年1月、最大26.5GHzに対応する、小型ベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNH」を発売した。最高26.5GHzに対応し、ケーブルおよびアンテナ測定機能と完全2ポートのSパラメーター測定機能を標準搭載する。

UOSM校正にも対応

 両ポートのレシーバーには、ステップアッテネーターを内蔵し、信号の飽和を防止する。4レシーバーアーキテクチャにより、UOSM校正(アンノウンスルー、オープン、ショート、マッチ)にも対応する。

 小型で重量は3kgと軽く、バッテリーで長時間駆動する。大きな入力キーをスペースを保って配置したことで、手袋着用時の操作性を高めた。ディスプレイには、7インチのタッチパネルを採用している。

ベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNH」

 トレースノイズが0.0025dB RMSと低く、ダイナミックレンジは100dBで、最大出力は0dBm(公称)、測定点数1万6001点の性能を備える。追加オプションでは、パワーメーターを用いたパワー測定やパルス測定、レシーバーの絶対値および、比測定などの機能を利用できる。

 また、ウィザード機能により、テストシーケンスを事前に設定できる。「InstrumentView」「MobileView」などの無償ソフトウェアを使用することで、現場から研究室にデータを送信したり、現場と研究室で並行して解析できる。

 スペースや予算で制約がある研究開発部門、生産ライン、大学の研究室などでの利用を見込む。

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