400G評価に対応するネットワークテスター:アンリツ MT1040A
アンリツは、400G対応のネットワークテスター「MT1040A」を発売した。400Gイーサネットのほか、10M〜100Gインタフェースを同時に実装可能で、1台で複数の通信規格に対応する。
アンリツは2020年7月、400G対応のネットワークテスター「MT1040A」を発売した。通信ネットワーク、データセンターの回線開通や保守、トラブルシューティングなどでの利用を見込む。
400G対応のネットワークテスター「MT1040A」
MT1040Aは、バッテリーで駆動する、フィールド試験に適したポータブル測定器。400Gイーサネットのほか、10M〜100Gインタフェースを同時に実装可能で、1台でイーサネット、OTN、eCPRI、RoE、CPRI、OBSAI、ファイバーチャネルなど複数の通信規格に対応する。BER測定、スループット測定、フレームロス測定、遅延測定といった回線の伝送品質試験を実施できる。
400GイーサネットのFEC(エラー訂正機能)解析機能を標準装備しており、QSFP-DDやOSFPなどの光モジュールの品質評価、400G装置の性能評価に対応する。OTDR測定モジュールを組み合わせることで、光ファイバー線路測定も可能だ。
B5サイズの筐体に9インチのタッチスクリーンと操作性に優れたGUIを備え、インターネットクラウドサービス「SORA(ソラ)」を利用して簡単にリモート制御ができる。また、単体で自動試験や自動合否判定、レポート作成を実施でき、測定作業の効率化に貢献する。
- PIM解析などが行えるIQファイバーマスター
アンリツは、IQファイバーマスター「MT2780A」を発売した。LTEバンドをサポートし、光ファイバー上のIQデータを用いたPIM解析やRFスペクトラム解析を行える測定器だ。
- IEEE 802.11axに対応したRF評価用測定器
アンリツは、ワイヤレスコネクティビティテストセット「MT8862A」について、新無線LAN規格IEEE 802.11axに対応したオプションを発表した。ネットワークモードで使用されている、主な無線LAN規格の全データレートで信号品質評価ができる。
- 高速400GbE対応BERテスターの機能を強化
アンリツは、シグナルクオリティアナライザーRシリーズ「MP1900A」のPAM4 BERテスト機能を強化した。マルチチャンネル機能やFECパターン発生機能、ジッタ耐力を容易に測定できるエラーカウンター読み込み機能などが追加されている。
- 2x2 MIMO無線LAN搭載機器の測定ソフトウェア
アンリツは、2x2 MIMO無線LAN搭載機器を評価する測定ソフトウェア「MX886200A-010」を発表した。無線LAN用測定器「MT8862A」の新オプションで、2x2 MIMO無線LAN搭載機器の受信感度や出力信号強度を測定できる。
- NB-IoT電界強度測定用ソフトウェアを発売
アンリツは、NB(Narrow Band)-IoTの電界強度測定用ソフトウェア「MX878060B」を発売した。同社製測定器に搭載することにより、NB-IoT信号の電波到達強度を高精度に評価できる。
- PCIe Gen4物理層コンプライアンス試験ソフトウェア
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、PCI Express 4.0(PCIe Gen4)試験を自動的に実施する物理層コンプライアンス試験ソフトウェア「QPHY-PCIE4-TX-RX」を発表した。PCIe Gen4で要求される16Gバイト/秒(GB/s)のデータレートに対応する。
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