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車載向けVCSEL投光イルミネーターams TARA2000-AUT

amsは車載規格「AEC-Q102」および、機能安全規格「ISO26262」に準拠した、VCSEL投光イルミネーター「TARA2000-AUT」を発表した。FOI全体に分布する高い光出力により、複数の低出力エミッターを置き換えられる。

» 2021年02月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 amsは2021年1月、車載規格「AEC-Q102」および機能安全規格「ISO26262」に準拠した、自動車向けVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)投光イルミネーター「TARA2000-AUT」を発表した。現在、サンプルを提供している。

VCSELエミッターと光学ディフューザーを統合

 TARA2000-AUTは、同社が設計、製造するVCSELエミッターと独自のマイクロレンズアレイ技術による光学ディフューザーを1つのモジュールに統合している。850nmと940nmの波長オプションを用意し、CMOSイメージセンサーで最大感度を要するシステムと、太陽光の干渉および赤見え抑制に対応する。

投光イルミネーター「TARA2000-AUT」

 また、選択した波長により、超狭角、狭角、超広角の照明領域(FOI)を利用できる。運転中のドライバーの状態を追跡するドライバーモニタリングシステムでは、FOI全体に分布する高い光出力により、高いS/N比と高画質が得られ、1台で複数の低出力エミッターを置き換えることが可能だ。

 超広角品では、ドライバーと同乗者がともに使用するジェスチャーセンシングアプリケーションや、車内状態を検知するインキャビンモニターシステムなどに適する。

 パッケージサイズは4.1×4.1×1.38mmで、公称出力電力は4000mW(パルスモード)。イルミネーター用評価ボードも入手可能となっている。

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