車載向けVCSEL投光イルミネーター:ams TARA2000-AUT
amsは車載規格「AEC-Q102」および、機能安全規格「ISO26262」に準拠した、VCSEL投光イルミネーター「TARA2000-AUT」を発表した。FOI全体に分布する高い光出力により、複数の低出力エミッターを置き換えられる。
amsは2021年1月、車載規格「AEC-Q102」および機能安全規格「ISO26262」に準拠した、自動車向けVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)投光イルミネーター「TARA2000-AUT」を発表した。現在、サンプルを提供している。
TARA2000-AUTは、同社が設計、製造するVCSELエミッターと独自のマイクロレンズアレイ技術による光学ディフューザーを1つのモジュールに統合している。850nmと940nmの波長オプションを用意し、CMOSイメージセンサーで最大感度を要するシステムと、太陽光の干渉および赤見え抑制に対応する。
投光イルミネーター「TARA2000-AUT」
また、選択した波長により、超狭角、狭角、超広角の照明領域(FOI)を利用できる。運転中のドライバーの状態を追跡するドライバーモニタリングシステムでは、FOI全体に分布する高い光出力により、高いS/N比と高画質が得られ、1台で複数の低出力エミッターを置き換えることが可能だ。
超広角品では、ドライバーと同乗者がともに使用するジェスチャーセンシングアプリケーションや、車内状態を検知するインキャビンモニターシステムなどに適する。
パッケージサイズは4.1×4.1×1.38mmで、公称出力電力は4000mW(パルスモード)。イルミネーター用評価ボードも入手可能となっている。
- 電気モーター向け誘導型ポジションセンサー
amsは、自動車や産業用の高速電気モーター向けのインダクティブポジションセンサー「AS5715」を発表した。ISO 26262機能安全性規格に準拠し、既にサンプルの受注を開始している。
- ハンドルでのハンズオン検出用静電容量センサー
amsは、車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。新たな静電容量技術を採用しており、従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なハンドルでのハンズオン検出が可能になる。
- 3D機能を構築できる統合IR投光イルミネーター
amsは、IRレーザーエミッタとレーザードライバ、光学部品、目の保護監視などを統合した投光イルミネーター「Merano Hybrid」を発表した。小型で携帯電話機にも組み込みやすく、3Dセンシング技術での利用を見込む。
- フットプリント4×1.75mmの光センサーモジュール
amsは2016年8月、カラー(RGB)、照度、近接センサーを組み合わせた光センサーモジュール「TMD3700」を発表した。フットプリントは4.00×1.75mm、外形高さは1.00mmである。
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