amsは2016年8月、カラー(RGB)、照度、近接センサーを組み合わせた光センサーモジュール「TMD3700」を発表した。フットプリントは4.00×1.75mm、外形高さは1.00mmである。
amsは2016年8月、カラー(RGB)、照度、近接センサーを組み合わせた光センサーモジュール「TMD3700」を発表した。フットプリント4.00×1.75mm、外形高さ1.00mmで、薄型で狭ベゼル化した次世代のモバイルデバイスに活用できるという。
照度センサーの視野角は45度で、精度は±10%。動作範囲は、暗色ガラスを通して200m〜60kルクスで、スマートフォンによる周囲光環境の測定に加え、ディスプレイの色味や輝度の最適化などを自動的に実行できる。
カラーセンサーは、それぞれのチャネルにUV、IRをカットするフィルターと、データの同時キャプチャーを可能にする専用コンバーターを備えている。
また、明るい場所でも、カラーセンサーと照度センサーを組み合わせることで、スマートフォンで白色点、色域、色飽和度のようなディスプレイプロパティのリアルタイム調整が可能になり、目で見た色と変わらない色再現性を持つという。
さらに、電気的、光学的クロストークを動的に削減するため、信頼性の高い近接センシングを可能にした。同機能を活用すれば、ユーザーの顔がタッチスクリーンディスプレイに近づいてきた時、タッチスクリーン機能を無効にできる。
TMD3700は既に量産出荷を開始しており、サンプルや評価ボードも提供している。
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