ハンドルでのハンズオン検出用静電容量センサー:ams AS8579
amsは、車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。新たな静電容量技術を採用しており、従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なハンドルでのハンズオン検出が可能になる。
amsは2020年11月、ハンズオン検出を可能とする車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なステアリングホイール(ハンドル)でのハンズオン検出が可能になる。
車載向け静電容量センサー「AS8579」の使用イメージ
EUで既に適用されている国連規制第79号において、2021年4月から欧州で販売される全ての量産車両のハンドルには、ハンズオン検出を組み込むことが義務付けられる。
AS8579は、センサーエレメントで測定されたインピーダンスの抵抗性分と容量性分(量、シェア、比率)を分離する新たな静電容量技術を採用しており、ドライバーが手袋を着けていても、あるいは高湿度の環境でも、ドライバーの手の検出精度を高められるという。
同センサーは機能安全規格「ISO 26262」において、自動車安全水準「ASIL B」までのサポートを保証。また、車載用電子部品認定規格「AEC-Q100 Grade 1」にも準拠する。
パッケージはSSOP24を採用しており、電源電圧5Vで動作する。既にサンプル提供を開始しており、評価キットも入手可能となっている。
- 64の測距ゾーンに対応したToF測距センサー
STマイクロエレクトロニクスは、最大64の測距ゾーン対応のダイレクトToF測距センサーモジュール「VL53L5」を発表した。従来品と比較してタッチフォーカスや複数のターゲット識別などの性能が向上している。
- ベゼルレススマートフォン向け光学センサー
amsは、周囲光感知、近接検出、フリッカ検出を1つに統合した光学センサー「TMD3719」を発表した。OLEDディスプレイの背面に搭載できるよう動作を最適化しており、ベゼルレススマートフォンに適している。
- 厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー
amsは、厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー「AS7038RB」を発表した。リモート監視が可能で、イヤフォン、スマートウォッチ、リストバンドなどの小型製品や、パッチ、オキシメーターなどの医療機器に適している。
- 手の回転を認識、車載用ジェスチャーセンサー
Maxim Integrated Productsは、手の回転やスワイプが検出可能な車載向けデータ収集システム「MAX25205」を発表した。ToFカメラを必要としないため、ソフト開発や保守の負担を軽減し、コストを10分の1、サイズを最大75%削減できる。
- 補償、増幅有りのマイクロフォースセンサー
日本ハネウェルは、補償および増幅有りのマイクロフォースセンサー「FMA」シリーズを発売した。ASICを内蔵しており、オフセットや感度、温度特性、リニアリティを補正する。
- 車載用高速モーター向けポジションセンサー
amsは、車載用高速モーター向けポジションセンサー「AS5147U」「AS5247U」を発表した。最大2万8000回転/分までのモーターで使用でき、低ノイズでの位置測定と高精度なリアルタイム角度測定が可能だ。AEC-Q100のグレード0に準拠する。
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