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ハンドルでのハンズオン検出用静電容量センサーams AS8579

amsは、車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。新たな静電容量技術を採用しており、従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なハンドルでのハンズオン検出が可能になる。

» 2020年12月01日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 amsは2020年11月、ハンズオン検出を可能とする車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なステアリングホイール(ハンドル)でのハンズオン検出が可能になる。

車載向け静電容量センサー「AS8579」の使用イメージ

 EUで既に適用されている国連規制第79号において、2021年4月から欧州で販売される全ての量産車両のハンドルには、ハンズオン検出を組み込むことが義務付けられる。

 AS8579は、センサーエレメントで測定されたインピーダンスの抵抗性分と容量性分(量、シェア、比率)を分離する新たな静電容量技術を採用しており、ドライバーが手袋を着けていても、あるいは高湿度の環境でも、ドライバーの手の検出精度を高められるという。

ASIL Bまでのサポートを保証

 同センサーは機能安全規格「ISO 26262」において、自動車安全水準「ASIL B」までのサポートを保証。また、車載用電子部品認定規格「AEC-Q100 Grade 1」にも準拠する。

 パッケージはSSOP24を採用しており、電源電圧5Vで動作する。既にサンプル提供を開始しており、評価キットも入手可能となっている。

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