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低電流域対応のベーシック電源ローデ・シュワルツ R&S NGA100

ローデ・シュワルツ・ジャパンは、ベーシック電源の新シリーズ「R&S NGA100」を発表した。標準のリードバック分解能は1mV/100μAで、200mA以下では1μAに向上する。

» 2021年05月21日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは2021年5月、ベーシック電源の新シリーズ「R&S NGA100」を発売した。同社および販売代理店にて販売を開始している。

 計4種をラインアップし、1出力あたり最大35V、6Aまたは最大100V、2Aに対応した、出力1チャンネルと出力2チャンネルのモデルを用意した。1出力モデルは最大40W、2出力モデルは最大80Wに対応。2出力モデルは、出力ポートを組み合わせることで、最大200V、12Aまで供給できる。

ベーシック電源「R&S NGA100」シリーズ

出力回路にリニア設計を採用

 出力回路にリニア設計を採用しており、従来のスイッチ式回路と比較して高い精度を有する。標準のリードバック分解能は1mV/100μAで、200mA以下では1μAに向上。IoT(モノのインターネット)機器のスリープモードやスタンバイモードといった低電流域のテストに適する。

 解析用に最大で毎秒10点の電圧値と電流値を記録できる機能を搭載したほか、データのエクスポートやリモート制御用にEthernetおよびUSB接続を標準サポート。無線LANやデジタルI/Oの外部トリガーにもオプション対応している。

 また、最小10ミリ秒の時間分解能で電圧、電流設定のシーケンスを生成可能。リモートセンシング機能により、配線による損失も補正できる。

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