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DC9〜36Vの変動電圧に対応したLTEルーターセンチュリー・システムズ FutureNet NXR-G050シリーズ

センチュリー・システムズは、DC9〜36Vの変動電圧に対応したLTEルーター「FutureNet NXR-G050」シリーズを発表した。電源を別途確保しなくても、車、観測拠点、監視拠点で使用できる。

» 2021年09月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 センチュリー・システムズは2021年9月、DC9〜36Vの変動電圧に対応したLTEルーター「FutureNet NXR-G050」シリーズを発表した。電源を別途確保しなくても、車、観測拠点、監視拠点で使用できる。標準モデルの「NXR-G050/L」は同月から、無線LANモジュールを追加した「NXR-G050/LW」は同年12月から出荷を開始する。

VPN機能付きLTEルーター「NXR-G050/L」

マルチキャリアのSIMに対応し、VPN接続が可能

 NXR-G050シリーズは、従来品「FutureNet NXR-G110」シリーズと同じく、NXRシリーズ間、スマートフォンやWindows端末とのVPN機能を維持したまま、新たに接点入出力ポートを追加した。さらに、マルチキャリアLTE通信モジュールとSIMカードスロットを搭載し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、MVMOの各種SIMを利用できる。SMAコネクターを備え、NXR-G050/LWはIEEE 802.11a/b/g/nにも対応する。

 スリープ機能はスタンバイモードとシャットダウンモードの2種類で、スリープ状態からの復帰トリガーを備える。シャットダウンモード時の消費電流は、最小で約1.35mA。瞬時停電バックアップ機能を利用して、瞬時停電もしくは停電の発生を記録できる。

 外形寸法はNXR-G050/Lが137×93×25mm、NXR-G050/LWが137×93×32mm、本体重量はNXR-G050/Lが約380g、NXR-G050/LWが約420g。動作温度は−20〜+60℃で、自然空冷方式を採用している。

 REST API機能を使用して、設定変更、ファームウェア更新、ステータス情報取得などが可能となる。さらに、リモート集中管理アプライアンスサーバ「FutureNet CMS-1300」や、クラウド型サービス「WarpLink CMS-Cloud」を利用して、自動でNXR-G050シリーズの死活監視、コンフィグファイルやファームウェアの一括更新ができる。

無線LAN対応「NXR-G050/LW」

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