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高温動作、高周波出力対応の温度補償水晶発振器日本電波工業 NT2016SHC

日本電波工業は、125℃の環境で動作でき、100MHzまでの高周波出力に対応した温度補償水晶発振器「NT2016SHC」を発表した。フォトリソグラフィ工程による水晶振動子設計の最適化に加え、高温動作、高周波に対応した発振回路を採用している。

» 2022年07月29日 10時00分 公開
[EDN Japan]

 日本電波工業は2022年7月、125℃の環境で動作でき、100MHzまでの高周波出力に対応した温度補償水晶発振器(TCXO)「NT2016SHC」を発表した。同年9月のサンプル出荷、2023年3月の量産開始を予定している。

温度補償水晶発振器「NT2016SHC」 出所:日本電波工業

 NT2016SHCは、同社が育成したQ値(共振の鋭さを表す値)の高い人工水晶を採用し、フォトリソグラフィ工程により水晶振動子設計を最適化した。また、高温動作および高周波に対応した発振回路を採用している。

公称周波数は26〜100MHz

 公称周波数は26MHz、40MHz、50MHz、76.8MHz、100MHzで、標準周波数は100MHz。電源電圧(Vcc)は3.3V±5%、消費電流は操作時で最大5.0mA/100MHz、スタンバイ時で最大10.0μA/100MHzとなる。

 外形サイズは2.0×1.6×0.8mmで、−40〜+125℃の温度範囲で動作する。

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