日本電波工業は、小型で低位相ジッタの差動出力水晶発振器として、LVPECL方式の「NP2520SA」とLVDS方式の「NP2520SB」を開発した。サイズは2.5×2.0×0.9mmで、小型光通信モジュールでの利用を見込む。
日本電波工業は2021年1月、小型で低位相ジッタの差動出力水晶発振器として、LVPECL方式の「NP2520SA」とLVDS方式の「NP2520SB」のサンプル出荷を開始した。小型光通信モジュールでの利用を見込む。同年10月の量産開始を予定している。
両製品は、フォトリソグラフィ技術を利用して開発した基本波水晶振動子と、低雑音の発振回路を組み合わせている。サイズは2.5×2.0×0.9mm、公称周波数範囲は100M〜170MHz、12k〜20MHzでの位相ジッタは最大100フェムト秒(発信周波数156.25MHz)となる。
電源電圧は2.5および3.3V、総合周波数許容偏差は最大±50×10-6。動作温度範囲は−40〜+85℃で、オプションで+105℃まで対応する。
5G(第5世代移動通信)の導入や動画配信サービスの普及拡大と、それに伴うネットワークの通信量増加に対応するため、400Gビット/秒イーサネットなど光通信装置用の光通信モジュールの高速化および、小型化に対応する。
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