音叉型水晶振動子の周波数は温度関数で表され、次の二次方程式で近似値を求められる。
上記において
をそれぞれ表している。
周波数誤差と温度の関係を表した図1に示す通り、周波数は温度が室温(25℃)から離れるほど低くなる。
最適な精度性能を保証するためには、周辺温度を約25℃に調節する必要がある。多くの屋内用バッテリー駆動デバイスには、この水晶振動子外付けRTCソリューションを使用でき、コスト削減と低消費電力を実現できる。
水晶振動子の周波数は、その負荷容量に影響される可能性がある。最も広く使用されているRTC内部の水晶発振回路はピアース発振回路だ(図2)。この回路は一般に、水晶、インバーター、負荷コンデンサーで構成される。
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