東芝デバイス&ストレージは、8チャンネルのハイサイドスイッチ「TPD2015FN」とローサイドスイッチ「TPD2017FN」の出荷を開始した。出力段のオン抵抗は標準0.4Ωで、同社従来品から半減している。
東芝デバイス&ストレージは2023年2月、8チャンネルのハイサイドスイッチ「TPD2015FN」とローサイドスイッチ「TPD2017FN」の出荷を開始した。NチャンネルMOSFET(8チャンネル)と制御回路を組み込んでいる。
同社のアナログ素子混載プロセス(BiCD)を採用し、出力段のオン抵抗を標準0.4Ωとした。同社の従来品「TPD2005F」「TPD2007F」に比べ、2分の1に低減している。動作温度範囲は-40~+110℃で、上限温度が従来品の+85℃から向上した。過電流保護回路や過熱保護回路も備えている。
パッケージは、9.7×7.6×1.2mmのSSOP30を採用。13.0×8.0×1.5mmのSSOP24パッケージを採用する従来品と比較して、実装面積を約71%、高さを約80%削減した。また、ピン間ピッチも0.65mmに短縮している。
TPD2015FNは、チャージポンプを内蔵する。主な用途として、産業用PLCやインバーターサーボ、NC工作機械、IO-Link制御機器などを見込む。
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