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過電流保護機能搭載ゲートドライバーカプラー東芝 TLP5222

東芝デバイス&ストレージは、過電流保護機能を備えた、2.5A出力のゲートドライバーカプラー「TLP5222」の出荷を開始した。保護動作開始後に25.5マイクロ秒経過すると、自動的に通常動作に復帰する機能を搭載している。

» 2022年09月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 東芝デバイス&ストレージは2022年8月、過電流保護機能を備えた、2.5A出力のゲートドライバーカプラー「TLP5222」の出荷を開始した。駆動デバイスのドレインソース間電圧(VDS)やコレクターエミッター間電圧(VCE)を常時監視する。

ゲートドライバーカプラー「TLP5222」 出所:東芝デバイス&ストレージ

自動復帰機能を搭載

 過電流保護機能を備え、過電流が発生した際にVDSやVCEの上昇を検知し、駆動デバイスを緩やかにターンオフする。自動復帰機能を内蔵しており、保護動作開始後に25.5マイクロ秒経過すると、自動的に通常動作に復帰。コントローラー側でのシーケンス設定を簡略化できる。

 駆動デバイスの過電流を検出した際に、コントローラーへ異常を伝達するフォルト信号絶縁フィードバック機能や、上下アーム短絡を防ぐアクティブミラークランプ機能も備えた。

 パッケージは10.3mm×10mm(標準)×2.3mm(最大)のSO16Lを採用し、最小8mmの沿面距離や空間距離を確保した。−40〜+110℃の温度範囲で動作し、温度上昇が激しい太陽光発電システムやUPSなどの産業機器にも適する。

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