過電流保護機能搭載ゲートドライバーカプラー:東芝 TLP5222
東芝デバイス&ストレージは、過電流保護機能を備えた、2.5A出力のゲートドライバーカプラー「TLP5222」の出荷を開始した。保護動作開始後に25.5マイクロ秒経過すると、自動的に通常動作に復帰する機能を搭載している。
東芝デバイス&ストレージは2022年8月、過電流保護機能を備えた、2.5A出力のゲートドライバーカプラー「TLP5222」の出荷を開始した。駆動デバイスのドレインソース間電圧(VDS)やコレクターエミッター間電圧(VCE)を常時監視する。
ゲートドライバーカプラー「TLP5222」 出所:東芝デバイス&ストレージ
過電流保護機能を備え、過電流が発生した際にVDSやVCEの上昇を検知し、駆動デバイスを緩やかにターンオフする。自動復帰機能を内蔵しており、保護動作開始後に25.5マイクロ秒経過すると、自動的に通常動作に復帰。コントローラー側でのシーケンス設定を簡略化できる。
駆動デバイスの過電流を検出した際に、コントローラーへ異常を伝達するフォルト信号絶縁フィードバック機能や、上下アーム短絡を防ぐアクティブミラークランプ機能も備えた。
パッケージは10.3mm×10mm(標準)×2.3mm(最大)のSO16Lを採用し、最小8mmの沿面距離や空間距離を確保した。−40〜+110℃の温度範囲で動作し、温度上昇が激しい太陽光発電システムやUPSなどの産業機器にも適する。
- ピーク出力電流が大きいIGBT/MOSFET駆動用フォトカプラー
東芝デバイス&ストレージは、IGBTおよびMOSFETのゲート駆動向けフォトカプラー「TLP5705H」「TLP5702H」の出荷を開始した。ピーク出力電流定格が大きく、従来品よりも薄型で容易に置き換えられる。
- 出力定格40VのステッピングモータードライバーIC
東芝デバイス&ストレージは、出力定格40Vの定電流制御対応ステッピングモータードライバーIC「TB67S549FTG」の出荷を開始した。従来より小型化し、実装基板の省スペース化に貢献する。民生および産業機器に適する。
- 過電圧防止対応のMOSFETゲートドライバーICを拡充
東芝デバイス&ストレージは、過電圧防止機能を備えたMOSFETゲートドライバーIC「TCK42xG」シリーズに、5製品を追加した。1.2×0.8mmのWCSP6Gパッケージで提供し、小型機器の5〜24V電源ラインに対応する。
- 低オン抵抗の150V耐圧NチャンネルパワーMOSFET
東芝デバイス&ストレージは、150V耐圧NチャンネルパワーMOSFET「TPH9R00CQH」の販売を開始した。オン抵抗が最大9.0mΩと低く、素子構造を最適化することでオン抵抗とゲートスイッチ電荷量、出力電荷量のトレードオフを改善している。
- 過電圧防止機能搭載のMOSFETゲートドライバIC
東芝デバイス&ストレージは、外部NチャンネルMOSFETのバックトゥバック接続に対応したMOSFETゲートドライバIC「TCK42xG」シリーズ第1弾として、20V電源ライン向け「TCK421G」の出荷を開始した。
- 最大阻止電圧1500Vの車載フォトリレー
東芝デバイス&ストレージは、車載フォトリレー「TLX9160T」の販売を開始した。高耐圧MOSFETを採用することで最大阻止電圧が1500Vに達し、バッテリー電圧1000Vまでの車載用途に適している。
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