東芝デバイス&ストレージは、出力電流定格1Aの小型ロードスイッチIC「TCK12xBG」シリーズの出荷を開始した。ウェアラブル端末やIoT端末など、電池で駆動する機器の長時間動作を可能にする。
東芝デバイス&ストレージは2022年1月、消費電流を抑えた小型ロードスイッチIC「TCK12xBG」シリーズの出荷を開始した。出力電流定格は1Aで、大きさ0.645×0.645mm、高さ最大0.465mmのWCSP4Gパッケージで提供。ウェアラブル端末やIoT(モノのインターネット)端末など、電池で駆動する機器の長時間動作を可能にする。
新開発のドライバー回路により、オン時消費電流は標準で0.08nAと、従来品「TCK107AG」と比べて約99.9%削減した。入力電圧およびコントロール電圧は−0.3〜6.0V、出力電流は1.0A(DC)、2.0A(パルス)。許容損失は1.0W、スタンバイ電流は13nAだ。
新パッケージのWCSP4Gは、従来のTCK107AGより約34%小型化した。さらに、裏面をバックサイドコーティングとすることで、実装時のチップダメージを軽減している。
アクティブハイタイプでオートディスチャージ付きの「TCK127BG」、アクティブハイタイプでオートディスチャージ無しの「TCK126BG」、アクティブロータイプでオートディスチャージ付きの「TCK128BG」の3種類を用意している。
ウェアラブル端末、IoTモジュール、スマートフォン用センサー電源のスイッチに適する。また、ロードスイッチ回路に搭載するMOSFET、トランジスタなどディスクリート半導体の置き換えも可能だ。
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