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TECHNO-FRONTIER 2022/INDUSTRY-FRONTIER 2022 特集

過電圧防止対応のMOSFETゲートドライバーICを拡充東芝 TCK42xGシリーズ

東芝デバイス&ストレージは、過電圧防止機能を備えたMOSFETゲートドライバーIC「TCK42xG」シリーズに、5製品を追加した。1.2×0.8mmのWCSP6Gパッケージで提供し、小型機器の5〜24V電源ラインに対応する。

» 2022年06月27日 15時35分 公開
[EDN Japan]

 東芝デバイス&ストレージは2022年6月、過電圧防止機能を備えたMOSFETゲートドライバーIC「TCK42xG」シリーズを拡充し、新たに5製品を発売した。1.2×0.8mmのWCSP6Gパッケージで提供し、ウェアラブル端末、スマートフォン、ノートPC、タブレットデバイス、ストレージなど小型機器に適する。

MOSFETゲートドライバーIC「TCK42xG」シリーズ 出所:東芝デバイス&ストレージ

過電圧保護5〜24Vに対応

 新製品は、24V電源ライン用の「TCK420G」、12V電源ライン用の「TCK422G」「TCK423G」、9V電源ライン用の「TCK424G」、5V電源ライン用の「TCK425G」の5製品だ。

 2.7〜28Vの入力電圧に対応したチャージポンプ回路を内蔵し、ゲートソース間電圧は5.6Vまたは10Vの2種類。間欠動作で安定した電圧を供給することで、大電流のスイッチングを可能にした。5V時のスタンバイ電流は、−40〜+85℃の範囲で最大0.5μAとなる。

 外部NチャンネルMOSFETのバックトゥバック接続に対応するため、逆流防止機能を備えたロードスイッチ回路やパワーマルチプレクサー回路にも適する。公開中の「パワーマルチプレクサー回路のリファレンスデザイン」でも紹介している。

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