MIPI A-PHY対応、次世代車載向けカメラモジュール:日本ケミコン NCM25-AC
日本ケミコンは、次世代車載向けの高速インタフェース規格「MIPI A-PHY」に対応したカメラモジュール「NCM25-AC」を開発した。有効画素数は1920×1280ピクセル、フレームレートは最大30フレーム/秒となっている。
日本ケミコンは2023年5月、次世代車載向けの高速インタフェース規格「MIPI A-PHY」に対応したカメラモジュール「NCM25-AC」を開発したと発表した。MIPI A-PHYに準拠したValens Semiconductorのチップセット「VA7000」を搭載し、イメージセンサーからの出力信号をMIPI A-PHYに変換する。
MIPI A-PHY対応カメラモジュール「NCM25-AC」 出所:日本ケミコン
NCM25-ACの有効画素数は1920×1280ピクセルで、フレームレートは最大30フレーム/秒となる。水平画角は123度、垂直画角が80度、対角画角が149度。外形サイズは、39mm×32mm×16mmとなっている(カメラ部分を除く)。
量産時期は今後の市場動向を鑑みて決定し、生産は子会社のケミコン長岡が担う。
- LFM機能搭載、ADAS向け車載用イメージセンサー
オンセミは、車載用イメージセンサーファミリー「Hyperlux」を発表した。ADAS向けに2.1μmのピクセルサイズ、150dBのHDR、全車載温度範囲でのLFM機能を搭載している。
- 約1900万画素のCMOSイメージセンサー
キヤノンは、約1900万画素のCMOSイメージセンサー「LI5030SAC」「LI5030SAM」「LI5030SAI」「LI5030SAN」を2023年1月下旬に販売する。全画素出力時で約58フレームレートでの読み出しが可能だ。
- 自動でAI画像認識が可能なカメラモジュール
オン・セミコンダクターは、クラウドベースのAIと画像キャプチャー、画像認識を組み合わせた「RSL10 Smart Shot Camera」を発表した。監視カメラやスマート農業などにおけるIoTエンドポイントでAIベースの画像認識が可能となる。
- 小型高容量の基板自立形アルミ電解コンデンサー
日本ケミコンは、従来比で体積当たりの容量を最大約60%拡大した、基板自立形アルミ電解コンデンサー「KHU」「LHU」シリーズを発表した。スイッチング電源や汎用インバーターなどの小型化、長寿命化に貢献する。
- 車載マルチディスプレイ向けSerDes IC
ロームは、車載マルチディスプレイ向けのSerDes IC「BU18xx82-M」を発表した。1つのシリアライザーから複数のデシリアライザーに接続できるため、部品点数やシステムコスト、故障リスクの低減に貢献する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.