LFM機能搭載、ADAS向け車載用イメージセンサー:オンセミHyperlux
オンセミは、車載用イメージセンサーファミリー「Hyperlux」を発表した。ADAS向けに2.1μmのピクセルサイズ、150dBのHDR、全車載温度範囲でのLFM機能を搭載している。
オンセミは2023年5月、車載用イメージセンサーファミリー「Hyperlux」を発表した。一部顧客に向けて、同ファミリーの最初の2製品「AR0823AT」「AR0341AT」のサンプル出荷を開始している。
車載用イメージセンサーファミリー「Hyperlux」の「AR0823AT」出所:オンセミ
ピクセルサイズは2.1μmで、150dBのHDR(ハイダイナミックレンジ)、全車載温度範囲でのLFM(LEDフリッカー抑制)機能などを搭載。ADAS(先進運転支援システム)向けに、高性能、高速、高度機能を提供する。
解像度3M〜8Mピクセルの製品をラインアップにそろえていて、センシングとビューイング双方のカメラアプリケーションに適する。150dBのHDRとLFMをともに備えているため、暗い環境および明るい環境の双方において潜在的な危険を検知できる。
サイバーセキュリティ上の脅威にも対応可能。ASIL(自動車安全水準)Dシステムの安全要件に適合する。異なる解像度でのデュアル出力ストリームも可能で、センシングと他機能を並行して進められる。
- 3Dカメラシステム向けToFイメージセンサー
インフィニオン テクノロジーズは、pmdtechnologiesと共同で、3Dカメラシステム向けのToFイメージセンサー「IRS2976C」を発表した。比較的低コストのフロントサイド照明イメージセンサーでありながら、30%以上の量子効率を有する。
- 約1900万画素のCMOSイメージセンサー
キヤノンは、約1900万画素のCMOSイメージセンサー「LI5030SAC」「LI5030SAM」「LI5030SAI」「LI5030SAN」を2023年1月下旬に販売する。全画素出力時で約58フレームレートでの読み出しが可能だ。
- 220万画素の小型グローバルシャッター搭載イメージセンサー
ams OSRAMは、220万画素のグローバルシャッターイメージセンサー「Mira220」を発表した。BSI技術を用いた積層チップ設計により、パッケージサイズを5.3×5.3mmに小型化した。
- ドライバモニタリング向けイメージセンサー
STマイクロエレクトロニクスは、ドライバモニタリングシステム向けにグローバルシャッター機能を備えたイメージセンサー「VB56G4A」を発表した。高性能で低消費電力、かつ信頼性に優れたドライバモニタリングシステムの設計を簡略化する。
- 車載CMOSイメージセンサー向けの複合電源
日清紡マイクロデバイスは、車載CMOSイメージセンサー向けの複合電源「RN5T5611」シリーズを開発した。車載用の機能安全に対応しており、「ISO26262 ASIL-D」開発プロセスに準拠している。
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