オン・セミコンダクターは、クラウドベースのAIと画像キャプチャー、画像認識を組み合わせた「RSL10 Smart Shot Camera」を発表した。監視カメラやスマート農業などにおけるIoTエンドポイントでAIベースの画像認識が可能となる。
オン・セミコンダクターは2021年2月、クラウドベースのAI(人工知能)と画像キャプチャー、画像認識を組み合わせた「RSL10 Smart Shot Camera」を発売した。スマートフォン用コンパニオンアプリにより、クラウドベースのAI対応オブジェクト認識サービスのゲートウェイの機能が可能になる。
同社のCMOSイメージセンサー「ARX3A0」を基にしており、自律的に画像をキャプチャーしてオブジェクトを識別できる。同製品を用いることで、監視カメラやFA、スマート農業などにおけるIoT(モノのインターネット)エンドポイントでAIベースの画像認識が可能になる。
同製品は、時間や温度、照明といった環境変化を受けて、自動的に画像を分析用としてクラウドに送信するエンドポイントを作成。低電力モードで動作し、視野の特定の部分を監視しながら、シーンのコンテンツの変化に応じて自動的に画像を撮影し、クラウドに送信できる。
画像データは、同社のSiP(システムインパッケージ)「RSL10 SIP」によりBluetooth Low Energyで接続したゲートウェイ経由でクラウドに転送される。撮影および、送信のトリガーは、Bluetooth Low Energyを介してアプリ上で設定できる。
ショッピングカートの中身のモニターによる自動チェックアウトや車両の後部座席に座った幼児などのモニター、食品棚のスキャンによる買い物リスト作成といった用途を見込む。
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