日本ケミコンは、従来比で体積当たりの容量を最大約60%拡大した、基板自立形アルミ電解コンデンサー「KHU」「LHU」シリーズを発表した。スイッチング電源や汎用インバーターなどの小型化、長寿命化に貢献する。
日本ケミコンは2022年10月、従来比で体積当たりの容量を最大約60%拡大した、基板自立形アルミ電解コンデンサー「KHU」「LHU」シリーズを発表した。スイッチング電源や汎用インバーターなどの小型化と長寿命化に貢献する。既に、サンプルおよび量産対応を開始している。
従来の「KHS」シリーズの475V定格品や、「KHE」シリーズに採用した材料を500V対応にしたことで、長寿命化と高容量化を可能にした。耐久性はそのままに高耐圧化、高容量化しているため、スイッチング電源などの平滑回路だけでなく、米国やカナダ向けのサーバ用電源、太陽光発電および蓄電システム用パワーコンディショナーにも適する。
定格電圧範囲は475Vまたは500V、カテゴリー温度範囲は−40〜+105℃、製品サイズは直径25.4mm×高さ25mm〜直径35mm×高さ60mmだ。
静電容量範囲は、KHUシリーズが120μ〜950μF、LHUシリーズが120μ〜900μF。105℃での耐久性はKHUシリーズが3000時間、LHUシリーズが5000時間としている。
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