東芝デバイス&ストレージは、ブラシレスDCモーター向けの600V耐圧IPD「TPD4163K」「TPD4164K」を発表した。リード挿入タイプのHDIP30パッケージを採用し、同社従来品と比べて実装面積が約21%縮小した。
東芝デバイス&ストレージは2023年10月、ブラシレスDCモーター向けの600V耐圧IPD(インテリジェントパワーデバイス)の新製品「TPD4163K」(1A)と「TPD4164K」(2A)を発表した。既に量産出荷を開始している。
電源電圧定格は、同社従来品の500Vから600Vに向上している。電力供給が不安定で、電源電圧が変動する可能性がある地域での使用にも適している。
リード挿入タイプのHDIP30をパッケージに採用。サイズは32.8×13.5×3.525mm(Typ.)で、DIP26を採用した同社従来品と比べて実装面積が約21%縮小した。モーター駆動基板の小型化に寄与する。
過電流や減電圧、過熱、シャットダウン端子制御といった保護機能も搭載した。エアコンや空気清浄機、シーリングファン、換気扇といったファンモーターやポンプなどのブラシレスDCモーター駆動に適する。
なお同社は、TPD4164Kを用いた「センサーレスブラシレスDCモーター駆動回路のリファレンスデザイン」をWebサイトで公開した。
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