ザインエレクトロニクスは、カメラやディスプレイに対応した、Android搭載の無線通信スマートモジュール「SIM8918JP」の提供を開始した。高速データ転送とマルチメディア処理機能、高度な衛星測位受信機機能を統合している。
ザインエレクトロニクスは2023年11月、カメラやディスプレイに対応した、Android搭載の無線通信スマートモジュール「SIM8918JP」の提供開始を発表した。高速データ転送とマルチメディア処理機能、高度な衛星測位受信機機能を統合している。
同モジュールは、最大周波数2.0GHzで動作する、4コア64ビットの「ARM Cortex-A53」を搭載したQualcommのプロセッサを採用。GPUは「Qualcomm Adreno 702」を備え、複数のカメラやディスプレイ、センサー、オーディオといった周辺機器と接続できる。
カメラやタッチパネルなどから得たセンシングデータの処理機能に加えて、無線通信モジュール機能を持つ。LTE Cat 4をサポートするほか、1つのモジュールにAndroid OS、Wi-Fi、Bluetooth、GNSSを統合。GNSS機能により、さまざまな環境下で迅速かつ正確な測位に対応する。
4レーンのMIPI-DSIを備え、60フレーム/秒時の解像度は最大1680×720。30フレーム/秒での1080Pビデオの録画や再生をサポートする。また、30フレーム/秒 ZSL(ゼロシャッターラグ)で13MP+13MPまたは25MPのイメージシグナルプロセッサ(ISP)を備える。
自動販売機や各種決済端末、EV(電気自動車)用充電設備、ディスプレイなどの用途に適する。
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