日清紡マイクロデバイスは、民生機器や産業機器向けのLDOボルテージレギュレーター「NR1620」シリーズを発売した。自己消費電流を0.4μAに、出力電圧を0.4Vに抑えている。
日清紡マイクロデバイスは2024年3月、民生機器や産業機器向けのLDOボルテージレギュレーター「NR1620」シリーズの販売を開始した。1000個購入時のサンプル単価は110円(税込)だ。
同シリーズは、自己消費電流を0.4μAに抑えていて、バッテリーの長時間駆動を可能とする。リチウムイオン電池やコイン電池を用いる機器、ウェアラブルデバイスなどの電源用途に適する。
出力電圧は0.4Vに抑制。入出力電圧差も小さいため、システムの低電圧化に対応し、効率的な動作に寄与する。
起動時の突入電流対策として、起動時の電流を一定の値で制限する機能も備えた。VBIAS入力電圧範囲は2.4〜5.5V(最大定格6.5V)で、VIN入力電圧範囲が0.6〜VBIAS(最大定格6.5V)、出力電圧範囲が0.4〜1.2V(0.1V単位)、出力電流が150mAとなっている。
動作温度範囲は−40〜+85℃。高速モードと低消費モードの自動切換機能やディスチャージ機能、低電圧誤動作防止回路も搭載している。
パッケージは1.2×1.2×0.4mmのDFNを採用した。また、2.9×2.8×1.1mmのSOTを用いた製品も開発中で、2024年5月の受注開始を予定している。
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出力電流1AのLDOボルテージレギュレーター、日清紡Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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