ハロゲンヒーターが突然、つかなくなった。原因を調べてみると、ヒーターを接続していたコンセントタップのプラグが焼損していた。
寒い朝の起床時にハロゲンヒーターを400W出力モードにして通電した。ヒーターの向きを変えるためにいったん電源を落とし、再通電したらハロゲンヒーターは動作しなくなった。ハロゲンヒーターが壊れたと思い、ヒーターの抵抗値を調べてみたが正常だった。AC電源の配線を確認すると、ハロゲンヒーターのAC配線の先に付けたコンセントタップのプラグが焼損していた。今回はコンセントが焼けた状況や原因を報告する。まずは、使用しているハロゲンヒーターを点検する。その様子を図1に示す。
自宅で使っているハロゲンヒーターだが、この点検はテスターで簡単にできる。点検方法はACケーブルプラグの先端にテスターを接続して抵抗値を確認する。800W出力モードに設定して抵抗値を測定したのが図1左だ。抵抗値3.7Ωと読めた。図1右は400W出力モードでのダイオードのVF値で0.4Vが読めた。400W出力モードに設定するとダイオードで半波整流し電力を半分にしているようだ。さて焼けたコンセントタップを図2に示す。
図2左が焼けたプラグ面で、図2右が接続面だ。10年ほど前に100円ショップで買ったもので、小型ながら4口のコンセントがあり使いやすく重宝していた。早速分解して内部を確認した。図3に示す。
図3は分解した様子でネジを2つ外したら簡単に開いた。ACプラグの下側の端子が黒く焼けているのが見えた。焼損部を拡大し、反対側のプラグの接続部を図4に示す。
図4左は焼けたプラグで、図4右は反対面のプラグの接続部だ。プラグはハンダ付けされていた。AC接続は金属で配線されていると思ったがプラグ側の爪で締め込み、ハンダ付けされていた。このコンセントにはPSEのマークがあったがPSEの認証が甘いようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.