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光伝送デバイスの評価に対応する広帯域リニアアンプアンリツ AH15199B

アンリツは、140GボーPAM4で2.0Vpp信号評価に対応した、広帯域リニアアンプ「AH15199B」を発売した。140GボーまでのPAM4信号を2.0Vppまで増幅でき、1.5W以下の低消費電力で高速、高出力データ伝送を可能にした。

» 2024年08月08日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アンリツは2024年7月、140GボーPAM4で2.0Vpp信号評価に対応した、広帯域リニアアンプ「AH15199B」を発売した。通信速度1テラ超の光伝送デバイスの評価に利用できる。

140GボーPAM4広帯域リニアアンプ「AH15199B」(右)と専用電源(左) 140GボーPAM4広帯域リニアアンプ「AH15199B」(右)と専用電源(左) 出所:アンリツ

−6dB帯域で200k〜135GHzの周波数特性

 同製品は、−6dB帯域で200k〜135GHzの幅広い周波数特性を備える。140GボーまでのPAM4信号を2.0Vppまで増幅でき、1.5W以下の低消費電力で高速、高出力データ伝送を可能にした。また、DSPなど各信号源からの140GボーPAM4信号を増幅し、高振幅が必要となる変調器などのデバイスを直接駆動できる。

 ゲイン特性は+15.5dBと高く、ジッタ特性は300フェムト秒と低い。これにより、伝送路で減衰した信号を高品質な波形のまま忠実に増幅して出力できる。小型の専用電源を標準装備していて、電源の取り扱い不備によるリニアアンプの破損リスクを低減する。

 パッケージサイズは36×18×18mmで、周囲温度5〜50℃で動作する。主な用途として、次世代イーサネット規格の800GbEや1.6TbEのデジタルコヒーレント方式、光通信で広く用いられるIM-DD方式の光変調器用ドライバー、光通信や高周波計測の試験装置用ブースターアンプなどを見込む。

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