アンリツは、同社の光スペクトラムアナライザー「MS9740B」向けのパルス光測定ソフトウェアオプション「MS9740B-020」の販売を開始した。トリガー信号なしで周期的なパルス光を測定し、スペクトル特性を短時間で評価できる。
アンリツは2023年5月、同社の光スペクトラムアナライザー「MS9740B」向けのパルス光測定ソフトウェアオプション「MS9740B-020」の販売を開始した。LD(レーザーダイオード)チップから出力するパルス光に対して、測定機能を強化した。
MS9740B-020は、トリガー信号なしで周期的なパルス光を測定し、スペクトル特性を短時間で評価できる。パルス光測定時において、±1.4dBのSMSR(サイドモード抑圧比)測定再現性を確保。SMSR測定結果のばらつきを抑制することで、誤判定による再測定を減らすことができる。
従来のパルス光測定では、トリガー信号を光スペクトラムアナライザーに入力する手法を用いていた。ただ、この手法では測定時間が長くなるため、生産効率化に支障をきたす点が課題となっていた。
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