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−40℃での放電時間を6倍に向上させたニッケル水素電池FDK HR-AATEX

FDKは、ニッケル水素電池「HR-AATEX」を発表した。既存モデルと比較して、電池容量が約1.2倍に、−40℃の環境下における放電時間が約6倍になり、放電性能が向上している。

» 2024年08月22日 09時00分 公開
[EDN Japan]
車載アクセサリー市場向けニッケル水素電池「HR-AATEX」 車載アクセサリー市場向けニッケル水素電池「HR-AATEX」 出所:FDK

 FDKは2024年7月、ニッケル水素電池「HR-AATEX」を発表した。同年8月から量産出荷を開始する。−40℃の放電特性が向上している。

 近年、車載アクセサリー機器市場では、低温環境下での放電要求が高まっている。同社はこのニーズに応えるべく、新たに水素吸蔵合金や外装缶などの材料を採用し、電池容量を増やして低温放電性能を向上したHR-AATEXを開発した。

 既存モデル「HR-AAUTEW」と比較すると、電池容量が約1.2倍に、−40℃の環境下における放電時間が約6倍になっている。放電性能が向上したことで、寒冷地で車載アクセサリー機器を利用するユーザーの利便性向上が期待できる。

 公称電圧は1.2V、公称容量は1300mAh、定格容量は1100mAh。寸法は外径14.35mm、高さ50.0mmで、質量が約26gとなっている。

 主な用途として、eCall、カーアラーム、ドライブレコーダー、その他の車載アクセサリー機器などを見込む。

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