FDKは、ニッケル水素電池「HR-AATEX」を発表した。既存モデルと比較して、電池容量が約1.2倍に、−40℃の環境下における放電時間が約6倍になり、放電性能が向上している。
FDKは2024年7月、ニッケル水素電池「HR-AATEX」を発表した。同年8月から量産出荷を開始する。−40℃の放電特性が向上している。
近年、車載アクセサリー機器市場では、低温環境下での放電要求が高まっている。同社はこのニーズに応えるべく、新たに水素吸蔵合金や外装缶などの材料を採用し、電池容量を増やして低温放電性能を向上したHR-AATEXを開発した。
既存モデル「HR-AAUTEW」と比較すると、電池容量が約1.2倍に、−40℃の環境下における放電時間が約6倍になっている。放電性能が向上したことで、寒冷地で車載アクセサリー機器を利用するユーザーの利便性向上が期待できる。
公称電圧は1.2V、公称容量は1300mAh、定格容量は1100mAh。寸法は外径14.35mm、高さ50.0mmで、質量が約26gとなっている。
主な用途として、eCall、カーアラーム、ドライブレコーダー、その他の車載アクセサリー機器などを見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.