Vicorは、DC-DCコンバーター「DCM3717」「DCM3735」シリーズを発表した。48Vの電力供給ネットワークを既存の12Vの負荷に対応させることが可能で、機器の小型化や軽量化、効率化に寄与する。
Vicor(バイコー)は2025年3月、DC-DC電源モジュール「DCM3717」「DCM3735」シリーズを発表した。48Vから12Vへ変換する、電圧安定化タイプのコンバーターだ。
両シリーズは、共に40〜60Vの入力電圧を10〜12.5Vに変換、安定化して出力する。電力密度は最大305W/cm3。48Vの電力供給ネットワークを既存の12Vの負荷に対応させることが可能で、機器の小型化や軽量化、効率化に寄与する。
パッケージは、放熱性に優れた厚さ5.2mmの「SM-ChiP」を採用。放熱システムの設計を簡素化する。また、並列接続が可能で、システムの電力供給能力を素早く増強できる。
DCM3717シリーズの「DCM3717S60E13G5TN1」(750W出力)と「DCM3717S60D13K0TN1」(1kW出力)は、既に販売を開始している。DCM3735シリーズの「DCM3735S60D13L0TN1」(2kW出力)は、2025年中に発売予定だ。
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