京セラは、位相ジッタ30フェムト秒の差動クロック用水晶発振器「X」シリーズを開発、量産を開始した。高性能ICに、独自の半導体フォトリソプロセスとプラズマCVM工法による小型素子設計技術を組み合わせ、低ノイズを可能にした。
京セラは2026年1月、位相ジッタ30フェムト秒の差動クロック用水晶発振器「X」シリーズを開発、月産20万個で量産を開始した。同年6月には月産200万個へ拡大し、生成AI(人工知能)の普及で活況が続くAIサーバ市場に対応する。
Xシリーズは、高性能ICに、独自の半導体フォトリソプロセスとプラズマCVM工法による小型素子設計技術を組み合わせ、30フェムト秒(312.5MHz時)と「業界最高レベル」(同社)の低ノイズを可能にした。同周波数の従来製品と比較して、位相ジッタを約25%低減している。
出力周波数範囲は100M/125M/156.25M/312.5MHzで、出力タイプはLV-PECLまたはLVDS。電源電圧は1.8(LVDS出力のみ)/2.5/3.3Vだ。新型の差動出力発振ICを採用し、消費電流を156.25MHz時に29mA(LV-PECL出力)と従来品比42%削減している。
サイズは最大2.0×1.6×0.5mm、2.5×2.0×0.5mm、3.2×2.5×0.5mmの3種類を用意する。動作温度範囲は−40〜+85℃または−40〜+105℃に対応する。主な用途として、AIサーバ、光トランシーバー、ストレージ関連、先進運転支援システム(ADAS)関連機器を見込む。
AI光モジュールなど向けの小型水晶発振器、Mixed-Signal Devices
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