マイクロチップ・テクノロジーは、AIサーバやデータセンター、車載、産業機器向けDSC「dsPIC33AK256MPS306」を発表した。78ピコ秒の分解能を有するPWMを搭載している。
マイクロチップ・テクノロジーは2026年4月、AIサーバやデータセンター、車載、産業機器向けのデジタルシグナルコントローラー(DSC)「dsPIC33AK256MPS306」を発表した。
同製品は、倍精度浮動小数点ユニット(FPU)を採用した200MHz 32ビットコアをベースとしている。78ピコ秒の分解能を有するパルス幅変調器(PWM)、複数の40MSPS 12ビットA-Dコンバーター、5ナノ秒の高速コンパレーター、スロープ補償機能付きD-Aコンバーターを内蔵した。
DC-DCコンバーターや補助電源レール向けの制御ループを構築可能。炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)パワー半導体を用いた高スイッチング周波数システムにも適する。
セキュリティ機能として、セキュアブートやセキュアファームウェア更新、セキュアデバッグを搭載した。CNSA Suite 2.0で推奨される耐量子暗号アルゴリズムのライブラリに対応していて、ハードウェアアクセラレーション暗号機能も搭載する。ライブアップデート機能により、システムを停止せずにファームウェア更新できる。
通信機能では、I3CやCAN FD、LIN、SPI、I2C、SENTを備えた。20ナノ秒で三角関数を演算できるアーキテクチャにより、FOCアルゴリズムなどのモーター制御の応答性を高める。BiSS-C、EnDat、エンコーダー、レゾルバに対応するモータフィードバックインタフェースも搭載した。
センシング用途では、内蔵タッチコントローラーと最大16ビット相当の分解能を有するオーバーサンプリング対応のA-Dコンバーターを備える。追加ハードウェアなしで拡張機能を実装可能。小型パッケージにもオプション対応する。
車載向け安全規格「ISO 26262」や産業機械向け安全規格「IEC 61508」に準拠して開発した。最大150℃での動作に対応する車載グレード認定も取得予定だ。
同社の統合開発環境「MPLAB X」や各種コンフィギュレーター、機械学習開発スイートに対応。Zephyr RTOS、FreeRTOS、SafeRTOS、wolfCryptなどとも互換性を有する。評価用として、モーター制御デュアルインラインモジュール(DIM)や電源開発向けプラグインモジュール(PIM)なども用意した。
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