アルプスアルパインは、自動実装ラインに対応した、車載向け11型SMDエンコーダー「EC11P」シリーズを開発したと発表した。同社の従来品に比べ、操作信号の検出性能が1.3倍に向上している。
アルプスアルパインは2026年7月、自動実装ラインに対応した、車載向け11型表面実装(SMD)エンコーダー「EC11P」シリーズを開発したと発表した。同社の従来品に比べ、操作信号の検出性能が1.3倍に向上している。
基板に端子を挿入して裏面でハンダ付する従来のDIP実装方式に代わり、SMD方式を採用したことで、自動実装工程に対応した。基板への穴加工が不要で、片面実装による省スペースな基板設計が可能だ。DIP実装で必要だった、ハンダ付けの補助液体フラックスの使用を削減し、洗浄廃液や廃棄物の処理負荷を低減できる。
信号検出性能が向上し、操作信号の検知性能を示す位相差を同社従来品の1.3倍に高めた。長期の使用で内部部品の摩耗が進んだ場合でも、安定した信号読み取りを維持して誤検知リスクを抑えることができる。
外形サイズは11.7×15.3×24.5mm。定格電圧は5V、定格電流は10mAで、クリックトルクは10±4mN・m、パルス数は30クリックで15パルス、スイッチ作動力は4±2N、スイッチ移動量は1.5±0.5mmだ。
回転寿命は10万サイクル、スイッチ動作寿命は10万回、−40〜+85℃の温度範囲で動作する。主な用途として、カーエアコンやプロジェクター、電子レンジ、洗濯機などのコントロールを見込む。
同年11月から量産を開始する予定で、先行して拡販活動を開始する。ユーザーの設計と評価期間を確保し、車載ヒューマンマシンインタフェース(HMI)用途への採用拡大を目指す。
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