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「シリコン・ラボ史上最も低電力」のBLE SoCチャネルサウンディング対応

シリコン・ラボラトリーズは、BLE対応ワイヤレスSoC「BG2B」を発表した。同社で最も消費電力が低いアーキテクチャを採用。MCUアクティブ電流が同社従来品から14〜15%低減している。

» 2026年09月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 シリコン・ラボラトリーズは2026年8月、Bluetooth Low Energy(BLE)対応ワイヤレスSoC(System on Chip)「BG2B」を発表した。初期顧客エンゲージメントプログラムを通じて、すでに提供を開始している。モジュールを含む量産版ハードウェアは、2027年に提供を開始する予定だ。

Bluetooth LE対応ワイヤレスSoC「BG2B」 Bluetooth LE対応ワイヤレスSoC「BG2B」[クリックで拡大]出所:シリコン・ラボラトリーズ

 同製品は、同社の「Series 2」製品群に属し、Bluetooth 6に対応している。デュアル出力DC-DC電源アーキテクチャやマルチコア設計を採用し、各モードで効率を改善できる。同社の最小消費電力BLE SoCと比べて、マイクロコントローラー(MCU)アクティブ電流を14〜15%削減した。Bluetooth受信電流も低減していて、「同社史上最も低消費電力なBLE SoC」だとする。

 RAM保持時のEM2スリープ電流は1.1μA。ステップタイミングやアクティブ電流、BLE受信電流を削減し、1回の測距イベントに必要な消費エネルギーを抑えた。ワイヤレスセンサーや資産追跡タグ、スマートロック、ウェアラブルデバイス、リモコン、電子棚札など、動作頻度が低いバッテリー駆動機器での使用を想定する。

 位置情報を活用する製品に向けて、Bluetoothチャネルサウンディングにも対応した。Mode 3、NADM(Normalized Attack Detector Metric)、Inline PCT(Phase Correction Term)などをサポートし、AppleおよびGoogleのBluetoothチャネルサウンディング仕様への対応を前提に設計している。

CAN-FDやLEDドライバーを内蔵

 周辺機能として、CAN-FD、LEDブースト、4チャンネルLEDシンク、デュアル12ビットA-Dコンバーター、可変抵抗負荷などを内蔵した。BLEとCAN-FDを1チップに統合したことで、別途Bluetoothブリッジ機器を用意せずに、商用車やフリート管理、産業機器などでワイヤレス診断やモニタリングに利用できる。

 LEDブーストや4チャンネルLEDシンク機能により、外付けLEDドライバー回路が不要なため、RGBW LEDを用いる電子棚札やスマートリテール機器などに適する。A-Dコンバーターは同時アナログサンプリングに対応し、VRLはバッテリー状態の推定に利用できる。

 同社のセキュリティ技術「Secure Vault High」を採用した。デバイスIDやファームウェア、機密データ、暗号鍵の保護に対応し、PSA認証レベル3への準拠を想定している。同社のカスタム部品製造サービスと組み合わせれば、固有IDや証明書、暗号クレデンシャルを製造工程でプロビジョニングできる。

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