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安定性、信頼性、持続性を高めた家電など向けコネクタタイコ エレクトロニクス GIコネクタシリーズ

タイコ エレクトロニクス ジャパンは2013年4月、接点部の構造を改良して安定性、信頼性、持続性を高めたコネクタを発表した。家電から自販機までの幅広い用途で使用でき、基板にコーティングを施す用途に適した製品もラインアップした。

» 2013年04月10日 14時00分 公開
[EDN Japan]

 タイコ エレクトロニクス ジャパンは2013年4月9日、接点部の構造をダブルリーフ構造にしたことで、接続安定性と信頼性、持続性を高めたコネクタ「GI2.5 MK-II」と「GI3.3 MK-II」を発売した。GI2.5 MK-IIは、家電製品から自動販売機までの幅広い用途で使用できる。GI3.3 MK-IIは、洗濯機や給湯器などプリント基板を防水コーティングする用途に特化した製品となっている。


製品写真 「GI2.5 MK-II」(左)と「GI3.3 MK-II」

 GI2.5 MK-IIは、嵌合(かんごう)と導通、ロックを同時に実現できる構造を採用した。半嵌合での導通を不可能にしたロックオン構造で、コネクタの半嵌合不良を防止する。オプションとして、プレートを使用して端子を正しい位置にまで導く仕様の端子位置保証(TPA)設計品も揃える。端子ピッチは2.5mmで、極数は2、3、5、6、8極の5種類がある。

 GI3.3 MK-IIは、プリント基板のコーティング液がコネクタ内部に入り込まないように配慮した構造を採用している。独自の設計コンセプトにより、誤嵌合の場合でもコンタクトが変形しないとする。端子ピッチは3.3mmで、極数は、4、6、8、10、12極の5種類となっている。

 いずれの製品も、シングルリーフ構造品やピンソケット品に比べて、コネクタ嵌合時の挿入力を最大で59%削減できるという。人間工学に基づいた構造と抜け防止のランスがない「デュアルビームコンタクト」により、ハーネス加工などの作業時に、引っかかりや絡まりが防げ、品質向上にも寄与するとしている。

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